FLIGHT SIMULATION
KE007
CROSS TRACK
365 NAUTICAL MILES
1983年9月1日、アンカレッジ発ソウル行きの大韓航空機(KAL007)便が飛行ルートを北方へ大きく逸脱しサハリン近海でソ連のミサイルに撃墜された悲惨な事件が発生した日です。
KAL007が正規ルートを逸脱した原因を、慣性航法装置の作動エラーと仮定して、逸脱ルートをシミュレーションしました。
その結果、慣性航法装置の誤った誘導が行われた為、パイロットは計器の指示に従い、規定通りの位置通報をしているにもかかわらず、実際には大きくコースを逸脱し、最終的には機首方位244度にてサハリン近海に到達した計算結果となりました。
このシミュレーション結果は、KAL007がミサイルにて撃墜されたコースと一致するものであり、又撃墜された時間も一致したこと等から考察するに、KAL007は、慣性航法装置の誤作動により誘導され、航路を逸脱したと結論付ける事が出来ます。
FS2004 フライトシミュレーターにKAL B-747-200 (実際の機体とほぼ同じ機能をシミュレートするリアルな機体)を使用して検証した動画をユーチューブに掲載しリンクしましたので検証の結果を確認できます。
FS2002 フライトシミュレーターの GPS 用、逸脱コースのデーターを掲載しましたので,データーをFS2002 にセットする事により、逸脱ルート上を飛行する計器の状況を検証する事が出来ます。
YouTube より関連サイトをリンクしました。